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日本では、平安時代の「病草子」という絵巻物に楊子で歯を磨く中年女が描かれている。例えば、「口臭はなはだしくて傍らなる人その臭気に耐えがたし・・・」という記述のある絵巻物が残されている。
中年の女が歯楊枝で歯を磨き、そばの2人の女性が袂で口をおおい、口臭を防いでいる絵。「都に女あり、・・・・・、よそにいる男、こころをつくしけれども、いきのか、あまりくさくて、ちかよりぬれば、はなをふさぎてにげぬ、・・・」と。
100年の恋もいっきに醒めるとはこのことであろうか。現在は、エチケットとして、男性も口臭予防に関心を持つようになった。しかし、女性の関心の方がはるかに高いだろう。昼間、女性のトイレで歯を磨く女性が、日常的にいるのだから。
また、平安末期の絵巻物「病草紙」で、歯楊枝で歯を磨く女性も描かれているが、口臭は歯の不潔が原因で起こることを平安時代の人々も知っていたのである。
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